経営改善計画を作成して銀行融資を引き出そう

ここ数年の景気の悪化で売上げの低迷や資金繰りの悪化から銀行借入の返済棚上げや条件変更を行った会社が増えています。返済棚上げや条件変更を行うと、新たな融資が受けられないとい事態を招いてしまうことがあります。なぜなら、あなたの会社に対する銀行内部の信用格付けは間違いなく下がってしまうからです。信用格付けは金融庁の金融検査マニュアルに従って実施されます。債務者の信用リスクの程度に応じた格付けで、今後3~5年間の信用力を評価するものです。

 新たな融資を引き出し、銀行の支援を受けるためには銀行に対する信用度を向上させる必要があります。そのためには財務諸表の数字以外の会社の状況をわかりやすく銀行に伝えるために「経営改善計画書」を作成し銀行へ説明することが大切なのです。

Step1 自社の財務上の特徴と問題点を社長自身がわかりやすく分析する

Step2 なぜ経営がうまく行かないのか、これからどの方向へ行けばいいのか理論的に分析する

Step3 社長や従業員が希望が持て、さらに銀行も納得する目標設定のしかた

Step4 目標を達成するための3つの数値計画

Step5 現状と目標のギャップを埋める実行計画

Step6 5年以内の経営の健全化を実現する経営改善計画

Step7 PDCAで継続的な業績管理体制の構築